『ウエストミンスター小教理問答 第24問』

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『ウエストミンスター小教理問答 第24問』

『ウエストミンスター小教理問答 第24問』 2013年3月3日

問24 キリストは、どのようにして預言者(よげんしゃ)職(しょく)を果(は)たされますか。

答 キリストが預言者職を果たされるのは、御自身の御言葉と御霊によって、私たちの救いのために神の御意志を私たちに啓示してくださることによってです。


 何でも聞き従え


 来たるべきメシヤはモーセのような預言者として知られていました。

「モーセは言いました。『あなたがたの神である主は、あなたがたの同胞の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。彼が語りかけることには、何でも聞き従え。この預言者に耳を傾けない者は皆、民の中から滅ぼし絶やされる。』」(使徒3:22-23)

この「何でも聞き従え」として指し示されていた預言者こそ、キリスト・イエスです。信仰によって私たちは知ります。どんなときでも、この御方に「何でも聞き従え。」


 どのようなときでも祈ることができるように


 キリストは、「御自身の御言葉と御霊によって」、救いへと私たちを教え導いて下さいます。ある意味で、それは、どのようなときにも、主の御名を呼んで祈ることができるように導いてくださることでもあります。

「主の名を呼び求める者はだれでも救われる。」(ローマ10:13)

キリストの隣で十字架にかけられた犯罪人でさえ、主の御名を呼び求めて救われました。(ルカ23:42-43)

 どのようなときでも、主の御名を呼び求めることができたなら、私たちの救いに十分なことは確かに知らされたのです。
反対に、主の御名を呼び求めることができないなら、知らねばならぬことをまだ知らないのです。

キリストはどのようなときでも「御自身の御言葉と御霊によって」、私たちが主の御名を呼び求めることができるように教え導いてくださいます。